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徳島大学薬学部長
小暮 健太朗

 皆さんこんにちは、学部長の小暮です。徳島大学薬学部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。このページでは、徳島大学薬学部が育成を目指す人材と教育?研究について簡単にご紹介させていただきます。

 徳島大学薬学部は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6年11月に創立100周年記念事業を実施しました。徳島県に生まれ、日本薬学の開祖である長井長義博士が晩年に進言されたことで、徳島高等工業学校応用化学科(薬学部の前身)が設立されたのが大正11年(1922年)であり、それから100年間、工学系にルーツを持つわが国唯一の薬学部として今日に至っています。
 徳島大学薬学部は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】3年度から6年制薬学科1本化を行い、研究を基盤とした薬学者?薬剤師育成を目指してきました。徳島大学薬学部が育成を目指す人材は、インタラクティブYAKUGAKUJINです。インタラクティブYAKUGAKUJINとは、「多様な薬学分野を基盤とした幅広い知識と技術を身につけ、薬学の様々な職能領域、そして、社会と相互連携し得る高い倫理観をもち、自ら活躍できる場を積極的に開拓できる人材」です。この人材育成の基盤となるのが、創薬?操薬(薬を創り、薬を操る)研究を通じた教育であると考えています。そのため、入学直後の1年次に希望する研究室で専門の研究を体験する「研究体験演習」や、2年次にはより深く濃く研究に取り組むことのできるアクティブリサーチプロジェクトなど、非常に早い時期に最先端研究に触れることで研究マインドを涵養できる科目を設けています。また、コアDDS講義や創薬実践道場など、徳島大学薬学部の構成教員の専門研究領域に基づいた特徴ある科目も用意しています(特色あるユニークなカリキュラムのご紹介)。このように徳島大学薬学部は、全国に例がないユニークなカリキュラムを通して、インタラクティブYAKUGAKUJINの育成に取り組んでいます。
 皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6年(2024年)から、文部科学省が「創薬力の向上」を掲げるようになりました。これは、薬剤師育成に重心が置かれつつある薬学教育に対して、研究マインドの醸成と研究力の向上にも注力すべし、ということだと受け止めています。先ほど書きましたように、徳島大学薬学部は創薬?操薬研究を通じた教育によりインタラクティブYAKUGAKUJINの育成を目指していますので、「創薬力の向上」につながる教育をすでに実践していると自負しています。ただ、研究を通じた教育を充実させるためには、我々教員の研究力も向上?発展させる必要があります。そのためには、大型の競争的資金の獲得や、薬学部内のみならず他部局?他大学との異分野間共同研究など、これまで以上に推進します。それによって我々は、これからの日本の創薬?操薬を担う人材の育成に注力することで、多様な分野において相互連携し積極的に活躍できるインタラクティブYAKUGAKUJINの輩出を目指します。

 

 

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