12月9日、朝、大学に来て徳島マラソンのHPをチェックしてみる。するとまだ申し込みが可能な状態だった。例年、徳島マラソンのエントリーは夜の22:00くらいから可能になり、30分ほどで締め切られると聞いている。うちの(他のラボであるが)学生などは、エントリーのためにパソコンの画面をずっとみてエントリーが出来る時間になると素早くマウスをクリックできる状態にしているらしい。取りあえずエントリーの場所をクリックすると、カード決済のところまできていた。もしかすると躊躇している間に大勢の人がエントリーをして自分がカード決済をする時には埋まっているかもしれないという心配心から決済をそそくさと行った。初めてのフルマラソン、どんな感じなんだろう。と思いながら4月24日の朝を迎えた。

徳島マラソンの前日は、四国大学の渋谷先生が会頭として、第3回日本栄養改善学会支部学術集会が開催された。特別講演は、岡山県立大学の山下先生が酢酸のメタボリック症候群効果についてお話をされ、市民公開講座では、四国大学の會田先生が『今昔物語集』の中の「食」というタイトルで講演をされた。會田先生のパワーポイントなしでの講演は新鮮だ。毎回、演題集めには頭をなやませているのであるが、今回は開催地の四国大学の先生方のご協力で、普段より多めの演題が集まると共に興味深い内容が多かった印象がある。シイラ(魚)の活用や市販カット野菜の細菌数などなど。

マラソン完走の一つの方法として、30 kmまでは走りを押さえるという本を読んだことがある。たしかに30 kmからがしんどくなる、足が止まると言う話はよく聞く。今回は30 kmまでペースを落としながら走ることにした。初マラソンということで不安は沢山抱えている。トイレは大丈夫か、どんなものをどのタイミングでとるのか(レース3日前からのレース中の食事(カーボンローディング)を読んでみたが実現するには難しかった。エタノールローディングは十分であった。)、足が止まらないようにするにはどうしたらいいのか?色々なことを調べれば調べるほど不安になっていく。しかし、色々行事が続き準備する時間がなかった。それでも徳島マラソンは途中途中で、ドリンク(アミノ酸入り)、ソイジョイ、チョコレートや半田そうめんなどの地域の食品が供されているので、特に特殊なものを準備しなくても走るきることができた。お接待といって沿道の一般の方も、チョコレートや飲み物を用意してくれている。走り終えてみると、景色を楽しむこともなく、回りのランナーにぶつからないように時計で距離や時間を確認しながら走っていたらゴールしていたという感じであった。取りあえずは、マラソンとはどういうものなのか体験することができた。

徳島マラソンの翌日、足に激痛がはしり、階段を上ったり降りたりすることができない。マラソン自体は苦しい思いはほとんどなかったが、翌日がきつい。高齢で足の不自由な人の気持ちが身にしみてわかる。走り終えたあとのストレッチが不自由分だったのか?栄養補給も大事だときいている。走り終えたのは午後2時くらいだったが特に空腹は感じていなかったので、徳島駅前でビールと唐揚げ棒を買い、徳島中央公園のベンチでマッサージをしながら飲食していた。これが悪かったのか。

<2016年5月2日:酒井>

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