○徳島大学生物資源産業学部規則
平成28年3月25日
規則第102号制定
第1章 総則
(通則)
第1条 徳島大学生物資源産業学部(以下「本学部」という。)に関する事項は、徳島大学学則(昭和33年規則第9号。以下「学則」という。)に定めるもののほか、この規則の定めるところによる。
2 学則及びこの規則に定めるもののほか、本学部に関する事項は、徳島大学生物資源産業学部教授会(以下「教授会」という。)の議を経て生物資源産業学部長(以下「学部長」という。)が定める。
(教育研究上の目的)
第2条 本学部は、人類が抱える生物資源と生命の諸問題を理解し、国際的視野に立って解決できる能力を持つ人材を育成することを目的とする。
第2章 入学者選考
(入学者選考)
第3条 本学部の入学者は、学則の定めるところによって選考を行うものとする。
第3章 教育課程及び履修方法
(コース)
第4条 本学部の生物資源産業学科に次のコースを置く。
応用生命コース
食料科学コース
生物生産システムコース
(コース配属及び転コース)
第5条 本学部の学生は、前条に掲げる各コースのうち、いずれか一つに配属されるものとする。
2 前項のコース配属時期は、第2年次進級時とする。
3 第1項のコースを変更しようとするときは、第2年次の本学部が定める期日までに、所定の願書を学部長に提出しなければならない。
4 前項の願出については、教育上支障がない場合に限り選考の上、許可することがある。
(教育課程)
第6条 本学部の教育課程は、教養教育の授業科目(以下「教養教育科目」という。)及び専門教育の授業科目(以下「専門教育科目」という。)により編成する。
(教養教育科目の履修等)
第7条 教養教育科目の履修等に関することは、徳島大学教養教育履修規則(平成27年度規則第39号。以下「教養教育履修規則」という。)の定めるところによる。
2 教養教育履修規則第5条に定める履修要件は、別表第1のとおりとする。
(専門教育科目)
第8条 専門教育科目の区分は、学科共通科目、コース専門科目、自由選択科目及び卒業研究とする。
2 専門教育科目及びその単位数は、別表第2のとおりとする。
3 他の学部に属する専門教育科目は自由科目とし、これを履修することができる。
(履修手続)
第9条 専門教育科目を履修するには、学期の始めに前条に規定する授業科目から履修しようとする授業科目を選択して、登録しなければならない。
2 履修登録に当たっては、履修科目として登録することができる単位数の上限(以下「履修登録単位数の上限」という。)を超えて登録することはできない。ただし、所定の単位を優れた成績をもって修得した学生については、履修登録単位数の上限を超えて登録することができる。
3 履修登録単位数の上限及び履修登録単位数の上限を超えて登録することができる場合の認定の基準については、学部長が別に定める。
第10条 第8条第3項の規定により他の学部に属する専門教育科目を履修するためには、学部長を経て関係学部長の許可を得た後、当該専門教育科目担当教員に受講申請するものとする。
(単位の計算方法)
第11条 専門教育科目の単位の計算方法は、学則第30条第2項の規定に基づき、次のとおりとする。
(1) 講義については、15時間の授業をもって1単位とする。
(2) 演習については、30時間の授業をもって1単位とする。
(3) 実験及び実習については、45時間の授業をもって1単位とする。
(進級要件)
第12条 上級学年に進級するためには、原則として各コースにおいて必要と認めた授業科目について、その単位を修得していなければならない。
(卒業研究)
第13条 卒業研究を行うには、各コースにおいて必要と認めた授業科目について、その単位を修得していなければならない。
(単位の認定)
第15条 前条の規定により許可を受けた学生(以下「派遣学生」という。)が修得した単位の認定は、当該大学又は短期大学が発行する成績証明書により行う。
(履修報告書)
第16条 派遣学生は、派遣期間が終了したときは、所定の履修報告書を速やか(外国の大学又は短期大学に留学する者については、帰国の日から1月以内)に学部長を経て学長に提出しなければならない。
(実施細目)
第17条 前3条に定めるもののほか、派遣学生に関し必要な事項は、学部長が別に定める。
第4章 試験及び卒業
(成績の考査)
第18条 成績の考査は、試験の成績並びに授業への出席状況、宿題及びレポート等による授業への取組及びその成果を考慮して行う。ただし、演習、実習及び実験については、試験を行わないことがある。
2 授業科目の試験を受けるには、授業時間数の3分の2以上出席していなければならない。
(成績評価等)
第19条 成績は、100点をもって満点とし、秀(90点以上)、優(80点以上)、良(70点以上)、可(60点以上)及び不(59点以下)の評語をもってあらわし、秀、優、良及び可を合格とし、不を不合格とする。
2 秀、優、良、可及び不の評価基準は、次の表のとおりとする。
評語 | 評価基準 |
秀 | 科目の到達目標を充分に達成し、極めて優秀な成果を収めている。 |
優 | 科目の到達目標を充分に達成している。 |
良 | 科目の到達目標を達成している。 |
可 | 科目の到達目標を最低限達成している。 |
不 | 科目の到達目標の項目の全て又はほとんどを達成していない。 |
3 前2項の規定にかかわらず、入学前の既修得単位、放送大学の修得単位、外国語技能検定試験等による単位により判定する授業科目の成績は、認の評語をもってあらわすことができるものとし、合格とする。
(再試験及び追試験)
第20条 再試験を行う場合には、原則として当該学期内に行う。
2 病気その他やむを得ない事情のため、定められた期日に受験できなかった者には、当該授業科目について追試験を行うことがある。
(卒業)
第21条 本学部を卒業するためには、次の表に掲げる単位を修得し、徳島大学語学マイレージ?プログラムについて本学部が定める基準を満たさなければならない。
教育課程 | 区分 | 応用生命コース | 食料科学コース | 生物生産システムコース | |||
必修 | 選択 | 必修 | 選択 | 必修 | 選択 | ||
教養教育科目 | 33単位以上 | 33単位以上 | 33単位以上 | ||||
専門教育科目 | 学科共通科目 | 26単位 | 6単位以上 | 26単位 | 6単位以上 | 26単位 | 7単位以上 |
コース専門科目 | 12単位 | 32単位以上 | 10単位 | 34単位以上 | 15単位 | 28単位以上 | |
自由選択科目 | 10単位以上 | 10単位以上 | 10単位以上 | ||||
卒業研究 | 6単位 | 6単位 | 6単位 | ||||
計 | 44単位 | 48単位以上 | 42単位 | 50単位以上 | 47単位 | 45単位以上 | |
92単位以上 | 92単位以上 | 92単位以上 | |||||
合計 | 125単位以上 | 125単位以上 | 125単位以上 |
2 学則第35条の2第2項に規定する卒業の認定の基準については、学部長が別に定める。
3 第1項の基準については、別に定める。
第5章 編入学、再入学及び補欠入学並びに転学部
(編入学)
第22条 学則第21条の4第5項の規定により入学した者の在学期間は、4年とする。
2 既修得単位の認定は、教授会の議を経て定める。
(1) 在学期間は、第2年次に入学した者は6年、第3年次に入学した者は4年とする。
(2) 既修得単位の認定は、教授会の議を経て定める。
(転学部)
第24条 学則第22条の3の規定により本学部に転学部を願い出た者があるときは、教育上支障がない場合に限り選考の上、許可することがある。
2 転学部を許可する時期は、入学後1年以上を経過した学年の初めとする。
3 転学部を許可した学生を在籍させる年次は、教授会の議を経て定める。
4 転学部を許可した学生の既修得単位の認定は、教授会の議を経て定める。
附則
この規則は、平成28年4月1日から施行する。
附則(皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】2年2月13日規則第36号改正)
1 この規則は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】2年4月1日から施行する。
2 平成30年度以前に入学した者については、この規則による改正後の第19条の規定にかかわらず、なお従前の例による。
3 皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】元年度以前に入学した者及び皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】2年度に本学部に編入学する者については、この規則による改正後の第21条の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則(皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】3年2月24日規則第55号改正)
1 この規則は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】3年4月1日から施行する。
2 皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】2年度以前に入学した者及び皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】3年度に本学部に編入学する者については、この規則による改正後の第21条、別表第1及び別表第2の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則(皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】4年3月16日規則第43号改正)
この規則は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】4年4月1日から施行する。
附則(皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6年2月20日規則第50号改正)
1 この規則は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6年4月1日から施行する。
2 皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】5年度以前に本学部に編入学した者については、この規則による改正後の第22条の規定にかかわらず、なお従前の例による。
3 皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】5年度以前に入学した者並びに皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6年度及び皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】7年度に本学部に編入学する者については、この規則による改正後の別表第2の規定にかかわらず、なお従前の例による。
別表第1
教養教育科目の履修要件
(応用生命コース、食料科学コース及び生物生産システムコース共通)
区分 | 授業科目 | 所要単位数 | |
教養科目群 | 歴史と文化 ※ | 8単位 | 6単位は、※印の科目から3科目にわたり(1科目につき2単位)履修する。 |
人間と生命 ※ | |||
生活と社会 ※ | |||
自然と技術 ※ | |||
ウェルネス総合演習 | |||
創成科学科目群 | グローバル科目 | 2単位 | |
イノベーション科目 | 2単位 | ||
地域科学科目 | 2単位 | ||
基礎科目群 | SIH道場 | 1単位 | |
基礎数学 | 2単位 | ||
基礎物理学 | 2単位 | ||
基礎化学 | 2単位 | ||
基礎化学実験 | 2単位 | ||
情報科学 | 2単位 | ||
外国語科目群 | 英語 | 6単位 | |
初修外国語 | 2単位 | ||
合計 | 33単位 |
別表第2
専門教育科目表
学科共通科目(応用生命コース、食料科学コース及び生物生産システムコース共通)
授業科目 | 単位数 | |
必修科目 | 選択科目 | |
キャリアパス | 2 | |
生物資源産業学概論 | 2 | |
応用生命学概論 | 2 | |
食料科学概論 | 2 | |
生物生産システム概論 | 2 | |
地域?生物資源経済学Ⅰ | 2 | |
商品企画?開発論 | 2 | |
産業体験実習 | ?1 | |
基礎物理化学 | ?2 | |
基礎有機化学 | ?2 | |
基礎生化学 | ?2 | |
基礎微生物学 | ?2 | |
生物情報処理学 | 2 | |
技術者倫理 | 2 | |
知的財産の基礎と活用 | 2 | |
生物資源産業学基礎英語 | 2 | |
生物資源産業学専門英語 | 2 | |
英語論文講読Ⅰ | 1 | |
英語論文講読Ⅱ | 1 | |
計 | 26 | 9 |
備考
1 単位数欄に#印を付した選択科目から6単位以上を履修すること。ただし、生物生産システムコースの学生については、産業体験実習を含む7単位以上を履修すること。
2 1で指定する単位数を超えて履修した単位は、卒業に必要なコース専門科目の選択科目の単位数(応用生命コース及び食料科学コースの学生が産業体験実習を履修した場合は、卒業に必要な自由選択科目の単位数)に含めることができる。
コース専門科目
応用生命コース
授業科目 | 単位数 | |
必修科目 | 選択科目 | |
生化学 | 2 | |
生体高分子学 | 2 | |
微生物学 | 2 | |
生物物理化学 | 2 | |
生物有機化学 | 2 | |
バイオ医薬品生産工学 | 2 | |
細胞情報学 | 2 | |
バイオリアクター工学 | 2 | |
創薬学 | 2 | |
免疫工学 | 2 | |
微生物検査科学 | 2 | |
バイオマス利用学 | 2 | |
再生医学 | 2 | |
医用工学 | 2 | |
分子集合体化学 | 2 | |
分子生物学 | 2 | |
酵素化学 | 2 | |
遺伝子工学 | 2 | |
応用微生物学Ⅰ | 2 | |
物理化学実習 | 1 | |
有機化学実習 | 1 | |
微生物学実習 | 1 | |
生化学実習 | 1 | |
バイオマス実習 | 1 | |
細胞工学実習 | 1 | |
応用生命実習 | 2 | |
応用生命演習Ⅰ | 1 | |
応用生命演習Ⅱ | 1 | |
計 | 12 | 36 |
備考
1 選択科目から32単位以上を履修すること。32単位を超えて履修した単位は、卒業に必要な自由選択科目の単位数に含めることができる。
2 他コースのコース専門科目の授業科目の履修単位については、卒業に必要な自由選択科目の単位数に含めることができる。ただし、他コースのコース専門科目のうち、食料科学コースの「フードサイエンス」及び授業科目名に実習又は演習を含む授業科目は、履修することができない。
食料科学コース
授業科目 | 単位数 | |
必修科目 | 選択科目 | |
天然物資源化学 | 2 | |
生物活性物質化学 | 2 | |
機能食品学 | 2 | |
食品学Ⅰ | 1 | |
食品学Ⅱ | 2 | |
代謝生化学 | 1 | |
分子病態学 | 2 | |
栄養?口腔生理学 | 2 | |
基礎生理学 | 2 | |
食品衛生学Ⅰ | 2 | |
食品衛生学Ⅱ | 2 | |
食品工学 | 2 | |
酵素化学 | 2 | |
遺伝子工学 | 2 | |
応用微生物学Ⅰ | 2 | |
応用微生物学Ⅱ | 2 | |
フードサイエンス | 2 | |
分子生物学 | 2 | |
生物有機化学 | 2 | |
細胞情報学 | 2 | |
微生物検査科学 | 2 | |
食料科学基礎実習 | 2 | |
食料科学実習A | 2 | |
食料科学実習B | 2 | |
食料科学実習C | 2 | |
計 | 10 | 38 |
備考
1 選択科目から34単位以上を履修すること。34単位を超えて履修した単位は、卒業に必要な自由選択科目の単位数に含めることができる。
2 他コースのコース専門科目の授業科目の履修単位については、卒業に必要な自由選択科目の単位数に含めることができる。ただし、他コースのコース専門科目のうち、授業科目名に実習又は演習を含む授業科目は、履修することができない。
生物生産システムコース
授業科目 | 単位数 | |
必修科目 | 選択科目 | |
植物生理学 | 2 | |
生物資源環境学 | 2 | |
農業科学総論I | 2 | |
農業科学総論Ⅱ | 2 | |
森林科学 | 2 | |
動物生産科学 | 2 | |
水圏生産科学 | 2 | |
植物生産科学 | 2 | |
植物病理学 | 2 | |
森林代謝学 | 2 | |
応用昆虫学 | 2 | |
水産資源学 | 2 | |
植物細胞工学 | 2 | |
生物多様性学 | 2 | |
生産環境制御システム論 | 2 | |
分子生物学 | 2 | |
畜産加工学 | 2 | |
地域?生物資源経済学Ⅱ | 2 | |
フードシステム論 | 2 | |
食品マーケティング論 | 2 | |
アグリビジネス起業論 | 2 | |
機能食品学 | 2 | |
食品工学 | 2 | |
生物生産システム実習A | 1 | |
生物生産システム実習B | 1 | |
生物生産システム実習C | 1 | |
計 | 15 | 34 |
備考
1 選択科目から28単位以上を履修すること。28単位を超えて履修した単位は、卒業に必要な自由選択科目の単位数に含めることができる。
2 他コースのコース専門科目の授業科目の履修単位については、卒業に必要な自由選択科目の単位数に含めることができる。ただし、他コースのコース専門科目のうち、食料科学コースの「フードサイエンス」及び授業科目名に実習又は演習を含む授業科目は、履修することができない。
卒業研究(応用生命コース、食料科学コース及び生物生産システムコース共通)
授業科目 | 単位数 |
必修科目 | |
卒業研究 | 6 |