【日時】平成29年4月19日(水)17:00~17:50
【場所】(蔵本)栄養学棟チュートリアル室204
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院医歯薬学研究部 准教授 瀬川博子 先生
【授業名】「基礎栄養学実習」 (受講学生:医学部医科栄養学科3年生16名)
【内容】
この授業の目的と到達目標は,基礎栄養学で学習した理論を基にして、基礎から応用まで広く活用できる栄養学を学習することによって、基礎から応用まで広く活用できる能力を身につけることです。講義と実習による授業の具体的な到達目標は、1)リン、カルシウム管理が必要な疾患を理解する、2)新しいサプリメントの開発しプレゼンテーションすることです。授業は学生を班別に分け、内容別に教員とTAが担当しています。今回の瀬川先生の実習の授業は、正常ラット腎臓の構造を観察し、役割を理解ことを基本とし、腎臓病ラットと正常ラットの血管組織を観察し、腎臓病時におけるリンカルシウム代謝の破綻を理解することでした。当日の授業は、前回の内容の復習と補足説明で始まり、その後実験の順序?方法や注意点が解説されました。実験中は2人のTAと一緒に班別の実験を見回り丁寧に助言?指導されていました。
授業研究会では、授業を撮影した映像を一部視聴し、先生が親しく学生に質問している様子から学生との距離が近いことが分かりました。また学生への授業アンケートを回覧し内容を検討しました。授業アンケートでは、改善して欲しい点はあまりなく、良かった点は「実験の説明が分かり易く、質問にも丁寧に答えてくれた」という意見が多数ありました。0~10までの授業理解度も平均8前後と高い数値でした。一番学生の理解に役だっていたのは、先生自作の「実習書」でした。これは実習の手引きですが、実習中にポイントを書き込めるようになっていて実習ノートとなり、後で実習レポートを書く際に役だっていると思われます。
主催:徳島大学FD委員会
共催:徳島大学医学部FD委員会