【日時】平成27年6月8日(月)16:00~17:00
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 土屋 敦 先生
【授業名】生命倫理と現代社会II(共通教育23名)
【内容】
当日は、土屋先生の授業映像を一部視聴し、土屋先生の解説を聞いた後、総合教育センター教育改革推進部門教員と総合科学部教員を交え、自由討論を行いました。
土屋先生の「生命倫理と現代社会II」の授業の目的は、出生前診断、脳死臓器移植や終末期医療などの生命の「始まり」と「終わり」に関する議論の最近の動向の問題点について理解を深め、自分なりの意見を持つことです。そのためにこの授業では講義に加えてVTR視聴やグループディスカッションが取り入れられています。参観時は4回のグループディスカッションの2回目で、脳死の小児の臓器移植の問題が扱われました。ディスカッションを行う前に、事例の説明とディスカッション論点の説明があり、その後15分ほどの教材用に作成され事例のVTRを視聴し、その後20分間グループディスカッションを行い、最後に各グループからの発表がまとめられ、先生からの適切なコメントがありました。
自由討論では、グループで話合う時間が少なかったので、論点はできるだけ絞った方がよいのでは、という意見が出されました。またグループで発表する人を決めているので、グループの意見がその人の意見に偏りがちではないか、との指摘もありました。またグループワークでは早く終わってしまうグループがあるので、そういうグループには自分達の意見を板書させたら、先生が最後にパワーポイントに意見を打ち込む手間が省けるのではないか、というコメントも聞かれました。学生へのアンケートでは、土屋先生の授業は理解度が7割を越えて、非常に丁寧で分かり易く親しみ易いと好評でした。
主催:徳島大学FD委員会
共催:徳島大学総合科学部FD委員会