徳島県における外科診療は、外科系志望学生の減少に加え、医学生の都市志向 、ベテラン医師の勤務医離れにより外科医の偏在化が進んできています。このような状況下で、地方病院に対して限られた人員でより効果的な診療支援を行い、若手医師が魅力を感じることができる研修体制を確立することが必要です。
徳島県の外科医不足に困窮する地域に等しく高度な医療技術を伝承するために、VPN Virtual Private Network(仮想専用回線を用いて徳島大学病院と徳島県立三好病院(以下三好病院との間で手術映像を送受信できるシステムを開発しました。
へき地病院に遠隔手術指導システムを導入することで、へき地で勤務していても専門医から手術指導を受けることが可能となり、若手医師に魅力のある研修システムの確立、外科医偏在化の解消に寄与すると思われます。
【プレスリリース】へき地病院での手術を安全に行うための遠隔手術支援システムの開発-手術画像配信システムによる腹腔鏡手術の指導- ※無断転載禁止(PDF 620KB)