3月3日、米国Outcome Capital社の代表取締役Oded Ben-Joseph博士※による海外特別講演会を開催し、本学関係者、徳島県の高校生、県内企業等の研究者?医療関係者を含む81名の方が、オンラインで聴講しました。
当日は、ライフサイエンス領域のアントレプレナーが起業後に求められる戦略や、エコシステムを構成する各専門家との取引、大企業による買収取引について、バイオ医療分野におけるケーススタディの紹介も含めて、分かりやすくご講演いただきました。
講演後には、野地 澄晴 学長をはじめ、県内医療関係者、教員、蔵本キャンパスから参加した学部生が意欲的な質問を行い、Ben-Joseph博士から丁寧なご説明と励ましをいただきました。
徳島大学では、今後もこのような講演会の開催を通して、アントレプレナーシップをもった人材を育成し、地域の新産業を牽引する人財育成の強化に取り組むとともに、地域振興を目指す次世代ひかりトクシマの取組として、新産業創出と起業家育成につながる取組の強化をさらに進めてまいります。
福井 清 副学長(左)、Oded Ben-Joseph博士(右)
講演の様子
参加者による質疑応答の様子
野地 澄晴 学長(左)も質疑応答に参加されました
Oded Ben-Joseph博士:
英国?ケンブリッジ大学で博士号を取得後、米国?ミシガン大学での研究を経て、ご自身による起業をふくめたライフサイエンス系企業約10社での会社役員を歴任。1991年には徳島大学酵素科学研究センター(現 先端酵素学研究所)の客員助教授として来日し、神経科学研究に従事されました。現在は、ライフサイエンスとヘルスケアのコンサルティング業務および投資銀行業務を専門とするOutcome Capital社の代表取締役として、米国?ボストンでご活躍されています。