学長メッセージ「大学における新型コロナウイルス感染の現状と今後の対応について」
10月1日の後期の開始にあたって、通常の大学生活の再開に向けた学長メッセージを発信したところですが、残念ながら、本学の学生の新型コロナウイルスの感染が判明し、学生生活に一定程度の制限をしなければならない事態になったことを残念に思っています。
10月22日現在の徳島大学の学生の感染者数は14人となっています。この状況に関して、不安を抱いている学生も多数いらっしゃると思いますが、大学の危機対策本部においては、感染者はもとより、その接触者についても掌握しており、10月22日までのPCR受検者が、濃厚接触者、接触者合わせて90人になっており、保健所との連携の下に、総てフォローアップをしています。
大学の教職員も、学生も、感染症対策に少しでも注意を怠ると、新型コロナウイルスに感染する確率があり、誰にでも起こり得ることであるという認識を持つことが必要です。従って、症状が無くても自分自身がウイルスに感染しているかもしれないという意識の下で、日ごろの行動には、一層の注意を払っておくことが要求されます。
一方、新型コロナウイルスに感染したからといって、感染した方たちを誹謗中傷することは決して許されることではありません。教職員及び学生の皆様は、寛容性をもって、冷静に対応するようお願いします。他大学の例にもあるような風評被害といったことも考えられますが、その際は一人で悩まず、大学に相談いただくようお願いします。大学としても支援を考えております。
現在の状況では、新型コロナウイルスの感染について、慎重に対応するため、14日間、再度、窮屈な生活を求めることになりますが、通常の大学生活を1日も早く取り戻すために、ともに力を合わせて、このコロナ禍の危機を乗り越えましょう
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徳島大学長
野地 澄晴