1月21日、県内の女子中高生とその保護者を対象とする「理系女子?コラボ未来プロジェクト」を徳島大学常三島キャンパスで開催しました。
このイベントは、徳島大学、阿南高専、大阪大学大学院工学研究科の3機関がコラボして運営しているリケジョの裾野拡大コラボ未来プロジェクト委員会が主催する、女子中高生向けの未来の理系女子をはぐくむためのイベントで、今回が初めての開催でした。
まず、橋爪正樹徳島大学理工学部長および辻明彦 徳島大学生物資源産業学部長から理工系の社会における重要性と女性研究者が活躍する場所が多くあるので女子中高生のみなさんにはこれから頑張ってほしいとの開会挨拶の後、徳島大学理工学部 上手洋子 准教授による趣旨説明が行われました。
第一部の全体講演として、徳島大学理工学部の伊藤桃代 講師から「理工系ってどんなとこ?~こんなに楽しい理工系!~」、続いて阿南高専技術部の松下樹里氏より「これがリケジョの生きる道」、最後に大阪大学男女協働推進センターの岩澤和子特任教授より「人生100年時代を生きる皆さんへ~選択肢いっぱい~」の講演がありました。どの講演も講演者の実体験を踏まえた内容で、理工系の進学を検討する女子中高生とその保護者には興味深い内容でした。
第二部の前半として、徳島大学生物資源産業学部 淺田元子 講師、佐々木千鶴 講師の指導のもと実験体験として「みかんの皮を使ってスタンプを作ろう!」が開催されました。この実験では、みかんの皮のオイルを発泡スチロールにかけると、水とアルコールは分子構造が似ているので混ざり合い、オイルがかかった部分がとけるという原理を用いて、参加者は思い思いのスタンプを作成しました。
最後に、女性研究者と現役女子大学生および主催委員会の委員の先生が参加しての意見交換会が行われました。ここでは、1班8人程度のグループに分かれて、理工系の大学に入るための勉強方法や、大学生活や就職状況について議論しました。
本イベントには、県内の女子中高生とその保護者約50名、大学の関係者約20名の計約70名が参加し、女子中高生が理工系の進路を考えるうえで非常に有意義な場となりました。
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第一部全体講演の様子
第二部実験体験の様子
第二部意見交換会の様子
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