平成27年12月10日(木曜日)に特定非営利活動法人「海外留学生安全対策協議会」(JCSOS)の協力を得て、危機管理シミュレーションを実施しました。本シミュレーションは、海外で起こる事件?事故等の危機に、教職員がそれぞれの立場でどのように対応するかを学ぶことを目的としています。
最初に、大学が企画した米国語学研修で学生が乗ったバスが交通事故を起こし「死者および多数の重軽傷者が出た」という想定が示されました。直ちに高石理事を本部長とした事故対策本部を立ち上げ、教職員が各班に分かれて対応を開始しました。後半には、家族説明会と記者会見が行われ、家族や記者に扮した教職員から、情報提供のあり方への抗議や詳細な事故原因の説明要求、責任問題の追及があり、大学としての対応の難しさを痛感するものとなりました。
参加した教職員約50名は、携帯電話等も使用しながら本番さながらの緊迫感を持って事故対策に取り組みました。正しい情報の整理、取材攻勢への対応、学生家族とどう向き合うか等、課題も浮き彫りになりつつ「今後のためにたいへん貴重な経験になった」「家族対応の難しさを実感した」との感想が聞かれました。
今後は、訓練で得た反省点をマニュアルに反映させるなど、万全の体制づくりへ繋げていく予定です。
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講師から家族対応のための説明を聞く様子
事故対策本部での打ち合わせ
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