4月10日、藤井節郎記念ホールにて、藤井節郎記念医科学センター開設記念シンポジウムを開催しました。昨秋完成した藤井節郎記念医科学センターでは、特任教員の採用や寄附研究部門の設置など、研究体制の整備を進めてきたところです。
香川学長の挨拶に続き、文部科学省研究振興局学術機関課 岡本課長補佐から祝辞をいただきました。野地研究担当理事の開会の挨拶の後、センター特任教員4名が講演を行いました。その後、特別講演として、最近ヒトiPS細胞から3次元腎臓組織の作成に成功された、熊本大学の西中村隆一教授に「腎臓の起源同定に基づく3次元腎臓組織の試験管内構築」と題し、発生?再生医学の最先端の講演をいただきました。引き続き、MAPキナーゼ経路を発見され現在もシグナル伝達研究の第一線で活躍されている、京都大学の西田栄介教授に「MAPキナーゼシグナル伝達と寿命制御」と題して、線虫をモデルとした寿命制御の分子機構に関する講演をいただきました。約110名の参加者は熱心に耳を傾けていました。
故藤井節郎氏の遺志を受け継ぎ、当センターが今後更に学術?研究の発展に貢献していくことが期待されます。
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香川学長による挨拶 |
祝辞を述べられる文部科学省 岡本課長補佐 |
シンポジウムの様子 |