4月14日、大塚講堂のリニューアルを記念し、大塚製薬(株)と本学の主催で市民公開講座「食卓にサイエンスを!!」を開催しました。本市民公開講座は、「食」が健康や生活習慣病に与える影響について、最新の研究を地域の方々に紹介するとともに、健康への理解を深めていただくことを目的に開催されました。
まず、最初に本学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部臨床栄養学分野の武田英二教授による「栄養学から見たすばらしい食事」の講演が行われた後に、同研究部心臓血管病態医学分野の島袋充生特任教授による「脂肪酸からみた心臓血管病:EPAが心臓病を防ぐしくみ」の講演が行われ、それぞれの研究分野から、食と生活習慣病との深い関わり、生活習慣病予防のためにできること等について講演がありました。
続いて、長寿食研究で有名な武庫川女子大学教授で同大国際健康開発研究所の家森幸男所長から、「大豆は世界を救う」のテーマで日本の伝統食がいかに生活習慣病予防に効果的であるかについて、特に大豆摂取の大切さに焦点を当てて講演いただきました。
豊かさの象徴である食の欧米化が必ずしも健康につながらないこと、野菜や魚介類を摂る日本の伝統食を見直す必要があること等、聴講した約650人は熱心に耳を傾けていました。
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武庫川女子大学教授で同大国際健康開発 研究所の家森幸男所長 |
会場はほぼ満員となりました |