徳島大学病院は、5月23日、手術支援ロボット「ダ?ヴィンチ」により、日本初の食道裂孔ヘルニアと胆石症の同時手術に成功たことを発表しました。
手術支援ロボット「ダ?ヴィンチ」は、昨秋、四国では初めて徳島大学病院に導入されました。ロボットアームを遠隔操作して手術を行う設備で、手術者が立体画像を見ながら手術を行えること、ロボットアームの複雑な動きが可能であることから、従来の腹腔鏡手術ではできなかった操作ができるようになり、泌尿器科等で多くの手術に活用されています。
この度の食道裂孔ヘルニアと胆石症の同時手術では、「ダ?ヴィンチ」の複雑な動きが可能である特性を活かし、通常では患者さんの姿勢を変えねばならない2つの手術を、同じ姿勢で一度に行うことができました。手術時間や入院期間の短縮も期待できるため、患者さんにとっても医師にとっても治療の選択肢が増えることとなります。今後も多くの手術に活用される予定です。
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手術成功について会見する安井病院長(左)と丹黒副病院長(右)