5月16日、徳島大学工業会館にて、北関東突風災害緊急調査速報会を開催しました。本速報会は、5月6日に北関東で発生した竜巻による被害状況等を、大学院ソシオテクノサイエンス研究部野田稔准教授が調査し、速報として報告したものです。
野田准教授からは、今回の竜巻はほぼ同時刻に3つ発生したものであること、特に住宅密集地で発生したものについて甚大な被害が出たこと等について報告がありました。また、竜巻から身を守る方法として、急に空が暗くなる等の気象の変化に注意し、できる限り頑丈な建物へ避難、窓から離れて体を低くする等の説明がありました。
報告会後の質疑応答では、「車に乗っているときに竜巻が起こったときにはどうすれば良いですか?」との質問があり、「頑丈な建物に避難する時間がないときは、停車して体を低くし、毛布などで頭部を守ってください」とのアドバイスがありました。
地震や台風に比べ、一般的には関心の低かった突風災害ですが、被害を少なくする対策を講じることは不可欠であり、そのためにも今後の詳細な研究報告が待たれます。
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