クラウドファンディングに挑戦します-「『治療は食事から!』AIで入院患者の食事量を自動判定する栄養管理システムの実現をめざしたい!」

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 徳島大学病院 病院情報センター田木 真和助教が、『「治療は食事から!」AIで入院患者の食事量を自動判定する栄養管理システムの実現をめざしたい!』を目的とする、研究?システム開発資金を募るため、クラウドファンディングを開始します。

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 薬や手術が進歩して、病気はよく治るようになりました。しかし、なかなか治らない、あるいは合併症が起こって退院できない患者さんもいまだたくさんいます。 その違いはどこにあるかというと、その人が本来備えている「体力」です。ここでいう「体力」とは、病気に打ち勝とうとする免疫力や、回復しようとする自然治癒力です。この力をつくるのが、「栄養」で、元気の素となります。栄養不良はすべての病気の予後を悪くするので、栄養状態をより良く保つことが必要です。そのためには、栄養状態の評価が重要です。
 現在、看護師や介護士が食べる前と食べた後の見た目で食事摂取量を推定して記録します。食べた量の程度をみる指標としては簡便でいいですが、摂取量を正確には計測できず、経験やスキルによって結果が異なるという問題があります。私たちは、AIを活用してスマートフォンで撮影した料理画像を解析し、食事摂取量の自動判定を行うことで、患者さんの食事摂取の状況を簡便に把握できるシステムを開発することを目的に研究を進めています。日常的に利用しやすく簡便な操作により、個々の食事摂取量を正確に把握することが可能となれば、栄養管理の質の向上?作業効率の改善につながり、治療効果の向上が期待できます。
 健康維持のため、食事前の料理画像から予め決められたメニューを判別することで、摂取カロリーを推定できるスマホのアプリがありますが、私たちが研究しているシステムはそれとは異なります。私たちのシステムは、食事前と食事後の料理画像から量の変化を自動で判断し、食べたものに相当する栄養素量を正確に把握できることを目指しています。
 現在、このプロジェクトは栄養部と共同で、病院食のひとつである普通流動食の料理画像を撮影し、AIで食事摂取量を推定できる方法を検討している段階です。今後は膨大な量の料理画像データをAIに学習させ、最適なプログラムを作成するための研究費が必要となります。このプロジェクトの目的に賛同いただけた方にご協力をお願いしたいと思っています。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

クラウドファンディングに挑戦します。皆様のご支援をお願いいたします。

■挑戦期間:2020年1月10日(金曜日)~2020年3月13日(金曜日)
■クラウドファンディングサイト:https://otsucle.jp/cf/project/2552.html

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