入学生へのメッセージ
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歯学部長
宮本 洋二
歯学科、口腔保健学科の新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。
皆さんは、これから6年間あるいは4年間、勉強して、歯科医師、歯科衛生士や社会福祉士などの国家資格を取られます。さらに、大学院に残って、研究をして修士や博士になることも良い選択肢です。
多分、今は期待と不安が入り混じった心境だと思います。しかし、心配は無用です。友達もすぐにできますし、われわれ教員と在学生は皆さんを歓迎しています。
ただ、大学に入ったら、これまでの受験勉強の疲れをとるために、すこし遊んでやろうというのはダメです。確かに、私の頃には、そのような風潮がありました。しかし、現在は、1年生からしっかり勉強することが求められます。まずは、教養教育院で幅広い学問領域を学んでください。2年生からは、いよいよ歯学部での教育です。歯学科では解剖学や生化学などの歯科臨床の基礎となる学問を学習し、4年生からは歯科治療に直結する臨床歯学を学び、臨床実習になります。口腔保健学科では、それらに加えて2年生から社会福祉学とその相談援助実習として臨地実習があります。
私たち教員がこれからいろいろなことを教えますが、主役は皆さんです。皆さんが真剣に勉強しなければ、学習効果は上がりません。そして、教員が教える知識、技術はすぐに古くなってしまいます。新しい知見の発見や技術革新のスピードは速く、10年、20年先の知識、技術を私たち教員は教えることができません。ですから、何にでも対応できるしなやかさを、学生時代に身に着けてもらいたいと思います。頑張ってください!